多国籍企業 multinational company 2004 8 19

 アメリカ経済は、巨額の財政赤字に、巨額の経常赤字、
さらに家計の赤字と、不安を考えれば、いくらでもあります。
 しかし、万が一、アメリカが倒産しても、
アメリカの多国籍企業は生き残ります。
 中国の漢詩に、このような漢詩があります。
国破れて山河在り、城春にして草木深し。 杜甫 「春望」
国(アメリカ)破れて、山河(多国籍企業)あり。
 確かに、アメリカ政府は、世界中から憎まれているでしょうが、
アメリカ製品は、世界中から愛されています。
 イラク戦争の失敗とイラク人捕虜の虐待によって、
アメリカ製品のボイコットが起きると心配した人がいましたが、
特に、アメリカ製品に影響はなかったでしょう。
 日本でも、アメリカで発明されたアメリカ製品が、たくさん販売されているでしょう。
ハンバーガーやコーラ、パソコンのソフトウェアや部品など、たくさんあります。
 この際、アメリカ政府とアメリカの多国籍企業を分けて考える必要があります。
つまり、二分法で考えていくべきです。
 もちろん、これは、日本政府にも言えることです。
巨額の国債発行残高を考えれば、日本政府にも倒産の可能性があります。
しかし、国破れて山河在り、城春にして草木深し。
日本にも、多国籍企業があります。
 もちろん、多国籍企業ならば、何でも「買い」ではありません。
多国籍企業を、よく選別する必要があります。




























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